浮田クリニックでは腰椎麻酔による、帝王切開・子宮頸管縫縮術、静脈麻酔による、流産手術・人工妊娠中絶術・子宮内膜掻破術など行っています。
当院の帝王切開率は約10~15%程度です。適応の多くは前回帝王切開されている既往帝王切開での適応です。
もちろん基本的には自然分娩が一番お勧めですが、必要のない帝王切開はできるだけ避けるため、当院では経膣分娩をして頂けるよう安全に誘発分娩や吸引・鉗子分娩を行っております。
また、当院では医師3人が常在しておりますので、いつでも緊急帝王切開の対応が可能です。
step01
麻酔は腰椎麻酔を行います。下半身のみ痺れさせる麻酔方法です。超緊急帝王切開術が必要な場合は全身麻酔となる事も稀にあります。
当院では旦那さまや、ご家族の立会いでの手術を行っています。
また、できるだけリラックスして手術を受けて頂けるようご希望で好きな音楽を流したりする事も可能です。
step02
できるだけ傷が目立たないようにするために皮膚は横切開を行っております。ただし、前回縦切開されている患者さんは前と同じ縦の傷を切開します。抜糸のないような縫い方で細い糸を使って時間をかけて綺麗に縫合します。
また、ご希望の方は術後にシリコンジェルシートを貼布してケロイドを予防したり、さらに綺麗にすることも可能です。
手術時間は、大体1時間程度です。
赤ちゃんは保温のため1日は保育器での管理を行いますが、翌日以降は外のコットに出ます。
step03
術後は2-3時間くらいで麻酔がきれはじめ、痛みが出てきます。 座薬、筋肉注射や内服薬での疼痛コントロールを行います。
当院では希望される患者さんには持続硬膜外麻酔を行っております。持続硬膜外麻酔は手術の腰椎麻酔をする前に背中にチューブを入れて麻酔薬を持続的に注入する方法です。
また、PCAポンプという患者さん自身が痛い時に押せる装置も付いていますので、患者さん自身でのコントロールが可能です。
当院では麻酔科標榜医がおり、安心して処置を受けて頂けます。
step04
手術翌日以降は、血栓予防のためできるだけ早く離床して頂くよう指導しており、翌日昼よりスタッフ付き添いで歩行を開始して頂いております。術後は7日で退院となります。
人工妊娠中絶術は、母体保護法に基づいて行う処置です。法律上妊娠22週未満でしか取り扱いができません。
妊娠12週までの場合は日帰りでの機械的手術を行いますが、12週~21週6日までは中期中絶と呼び入院での陣痛誘発による処置となります。
手術は、必ず母体保護法指定医師が行います。