当院ではカウンセリング、胎児精密超音波外来(初期・中期)、クアトロ検査、羊水検査等を行っております。
妊娠8週~12週で出生前診断・高齢妊娠など妊娠に関する相談を出生前診断外来にて行っております。
なお、当院は日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会のNIPT連携施設の認定を受けております。
この外来では出生前診断・高齢妊娠など妊娠に関する相談を行っています。
対象となる時期は、妊娠8週~12週です。
予約制で、十分に時間をかけて妊婦さまやご家族の疑問・不安にお答えし、出生前診断について一緒に考えていく場(カウンセリング)です。
超音波検査(NT、鼻骨、DV、TR等測定を含む)、母体血清マーカー検査(コンバインドテスト、クアトロ検査)・NIPT(母体血胎児染色体検査)・染色体検査(絨毛検査、羊水検査)などについて分かりやすく説明致します。
なお、カウンセリングや出生前診断は自費診療になっています。
NT(赤ちゃんの首の後ろのむくみ 後頚部浮腫)の計測を行いママの採血で初期血清マーカー(PAPP-A,free βhCG)の測定を行い組み合わせてダウン症・18トリソミーにつきリスク評価をします。Combined Testともいわれており諸外国では一般的な検査となっております。検査はイギリスのFMF(Fetal Medecine Foundation)の有資格者が責任を持って行います。結果は10日程度かかります。
また、NTの計測のみやFMFの資格のうちNB(鼻骨資格)、DV(静脈管血流)、TR(三尖弁逆流)の4項目のソフトマーカー計測を行い専用のsoft wareでリスク計算する事も可能です。計測は4項目計測とも全ての項目の有資格者が行います。結果は当日分かります。
これらの検査の結果によって絨毛検査、羊水検査等の検査を受けるかどうかを選択頂く事ができます。
費用:
日本超音波学会超音波専門医、周産期専門医が通常の妊婦健診には含まれない細かい部位まで、胎児・胎盤・臍帯・羊水・血流を観察します。
特に胎児の構造異常がないかどうかの検査を行います。3Dや4Dの画像もご覧になれます。
費用:8,000円(税込)
当院は、日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会の認定を受けている連携施設です。
検査できる時期は、10週~13週6日です。
事前に必ず当院の出生前診断外来を受診頂き、遺伝カウンセリングを受けて頂き同意書を提出頂きます。
自費診療になります。15万円(税込み)です。
染色体疾患をもつ可能性をみる検査です。対象となるのは21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーのみです。採血のみで検査が可能です。
検査は陰性・陽性で結果は分かりますが、羊水検査や絨毛検査とは違い非確定検査です。
陽性、陰性、判定保留があります。
判定保留の場合には再検査が必要となる場合もあります。
陽性の場合は、基幹施設である滋賀医科大学付属病院へご紹介させて頂きます。
陰性の場合、NIPTは非常に精度の高い検査ですので約99%で陰性ですが、偽陰性の場合が稀にあります。
クアトロ検査とは、母体血清マーカー検査の事で血液検査で血液中の4つの成分を測定します。これらの結果と年齢をもとに21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、開放性神経管奇形の確率を計算する検査です。
時期:妊娠15週~17週頃
費用:25,000円(自費、税込)
約2〜3週間で結果が返ってきます。
妊娠8週~12週で出生前診断・高齢妊娠など妊娠に関する相談を出生前診断外来にて行っています。
まずは、妊婦健診中に医師に相談して下さい。十分にご説明させて頂きます。また、当院に通院されていない妊婦さまも、お電話にてご連絡頂き一度ご来院頂ければ検査を受けて頂く事ができます。
当院では、産婦人科の中でも特に産科専門の資格を持った周産期専門医(母体・胎児)が十分に説明をした上で羊水検査を行います。
お腹に針を刺して羊水を採取しますので、羊水がある程度なければいけません。羊水が増えてくる妊娠16週~18週に検査を行えます。
まずは超音波で子宮の中の状態を十分に観察します。
そして、お腹を消毒し、超音波で確認しながら、細い針を刺して注射器で羊水を20mlほど採取します。
検査後は2〜3時間ほどベッドで横になって安静にしてもらい、再度超音波で赤ちゃんの状態を確認して帰宅となります。
検査当日は湯船につかるのは控えて下さい。1-2日は安静にしてもらい、異常が無いようなら普段通りに過ごして頂くことができます。
穿刺後感染予防のために3日間は抗生剤の内服をして頂きます。
出血、感染、流産、破水といったリスクがあります。一般的にそのリスクは約0.3%程度あると言われております。
11万円(自費、税込)です。
約3週間で結果が返ってきます。